たった3つの基本テクニックで、より注目される動画をつくろう!

動画編集ソフト「Adobe After Effects」で一工夫を加えることで、あなたの動画をワンランクアップできるかもしれません。スキマ時間に編集の腕を磨いて、ソーシャルクリエイターのような洗練された動画を作ってみよう!
After Effectsなど学生向けCreative Cloudの詳細はこちら

Adobe After Effects なら、人気ソーシャルクリエイターのようなプレゼン動画を実現できる!

 
オンライン授業が身近になり、通学時間がなくなることで自分の自由な時間が増えた方も多いのではないでしょうか。そんな時は、自宅のパソコン一台で、授業のプレゼンやアルバイトにも役立つスキルアップができれば、活躍の場がぐっと広がりますよね。「Adobe After Effects」なら、いつもの動画にちょっとした工夫をするだけで、動画を一段とハイレベルな仕上がりにすることができるんです!
 
今回は、動画をハイレベルに仕上げるための基本操作の流れと、After Effectsで実践するための3ステップをご紹介します!
 
ちょっとした工夫で動画をハイレベルにするための3ステップ
1.画像やテロップをさくっとアニメーションに:「キーフレーム」と「パス」
2.グラフなどにダイナミックな動きを与える:「グラフエディター」
3.動画合成で被写体をもっと目立たせる:「オブジェクトのマスク化」
 
今回使う動画はペットの紹介動画をPremiere Pro で作成したものです。
(動画を作成した記事はこちら


 
これはこれで魅力的な動画ですが、今回はAfter Effectsで編集して、動画の完成度を高めてみましょう!
 

【ステップ1】「キーフレーム」や「パス」を使ったオリジナルアニメーションを加えて、魅力的なオープニングに仕上げよう

 
タイトルなどの目立たせたいものは動かすことで注目を引くことができ、クオリティが高まるほか、伝えたい情報をより簡単に伝えることができます。まずは、素材となる動画をAfter Effectsに取り込みましょう。「新規プロジェクト」をドラッグ&ドロップで簡単に取り込んでから、「新規コンポジション」を選択しましょう。コンポジションとは、動画を編集する際のワークスペースのようなものです。
 
次に、動画のタイトルを入れていきます。「T」マークからテキストを入力して、上部メニューの「レイヤー」「レイヤースタイル」「ドロップシャドウ」を選択して、タイトルに影をつけてみましょう。でも、これだけなら他のソフトでもできますよね。今回は、このタイトルにアニメーションをつけることで、よりキャッチーなオープニングを作っていきましょう!
 
画面左下の「ソース名」にある「トランスフォーム」を開くと「位置」メニューが出てきます。これは画面中のX軸(画面横方向)とY軸(画面縦方向)を示すものです。今回はタイトルが上っていくアニメーションを作るため、Y軸を選択したまま、左右に動かして、アニメーションのスタート位置を決めます。このようにAfter Effectsでは、誰でも直感的に操作できるので便利ですね。
 
位置を決めたら、「位置」の隣にある「ストップウォッチ」マークを選択しましょう。これでキーフレームを記録することができました。次に、アニメーションが終わる秒数に「時間インジケーター」を動かします。これで基礎となるアニメーションの動きができました。
 
でもこれだけでは、ただ動くだけの味気ないアニメーションになりがちです。そんな時は、「タイムラインパネル」に表示されている「ひし形マーク」を右クリックして、「キーフレーム補助」「イージーイーズ」を選択しましょう。これによって、アニメーションに緩急をつけることができます。
 
最後に、タイトルの軌道をアレンジしてみましょう。画面上に出ている赤い線は「モーションパス」と呼ばれる、アニメーションの軌道を表すものです。
これを調整して、動きにアクセントをつけてみましょう。


 
これでオリジナリティのあるオープニングができました!


 
ふわふわ風船のように浮かぶアニメーションを作ったことで、ペットの日常を紹介するほのぼのした動画が始まるという印象を与えることができました。
 
今回は、同じように「トランスフォーム」にある「スケール」を調整することで、ペットが寝ている動画に「zzz」というアニメーションをつけてみました。文字のひとつひとつに動きをつけるだけで、気持ちよく眠っていることが見ている人に伝わる表現になりました!


 

【ステップ2】「シェイプレイヤー」と「グラフエディター」を調整して、ダイナミックな動きのあるグラフを作ろう

 
続いて、動きのある円グラフを作っていきます。授業のプレゼンなどで、グラフは見て分かればいいと思っている方も多いのではないでしょうか?しかしただ貼り付けるよりも、アニメーションを加えることで、より視聴者を惹きつける、訴求力のあるものにすることができるんです!
 
今回は、ちょっとした工夫で動きのあるグラフを作る方法をご紹介します。まずは、グラフのタイトルや伝えたい情報を先ほどオープニングで使った「キーフレーム」や「パス」の編集で、アニメーションを作ってみましょう。
 
次に、メニューバーにある「シェイプレイヤー」「楕円形ツール」を使って、円を書きます。Shiftキーを押しながらドラッグすると、正円を作ることができます。この正円は、コピー&ペーストでもう2つ作っておきましょう。
 
「コンテンツ」「楕円形」「線」から、「不透明度」を100%、30%、100%にしておいてください。線の太さは「線幅」で編集します。それぞれ3px、30px、80pxに設定し、80pxの円だけ、「トランスフォーム」「スケール」でスケールを80%に設定します。
 
これで、グラフの基礎となる円が完成しました。


 
それでは、この円にアニメーションをつけていきましょう! 80pxの円のシェイプレイヤーを選択した状態で、「コンテンツ」→「パスのトリミング」を選択。グラフのアニメーションが始まる位置で、「終了点」のパスを0%にして、キーフレームを記録します。次に、アニメーションが終わる位置で、表したいグラフの値を入力して、オープニングを作った時と同じ要領で「イージーイーズ」を選択してください。


 
仕上げに、「グラフエディター」を使ってアニメーションに緩急をつけてみましょう。タイムラインパネル上部のグラフマークを選択すると、タイムライン上にグラフが現れて、アニメーションの速度を細かく編集することができます。洗練されたアニメーションにするコツは、途中を速くし、最後をゆっくりにすることです。


 
これでアニメーションのある洗練されたグラフ完成しました! 動きを与えたことで、伝えたい情報に注目が集まるグラフに仕上がりました。


 

【ステップ3】「ロトブラシツール」で背景を編集して、動画の中の世界をガラッと変えよう

 
最後に、「ロトブラシツール」を使って犬と背景を切り離して編集することで、ポップなエンディングを作ってみましょう。オブジェクトを自在に操作することができれば、不要なものを画面から取り除くことができて、より洗練された動画を作成する近道になります。
 
まずは、タイムラインパネルで編集したい要素をダブルクリックして、「レイヤーパネル」に表示しましょう。
 
次に、コントロールパネルにある「ロトブラシ」を選択。切り離したいオブジェクトにペイント。この際に注意したいのが、なるべくオブジェクトの中央にペイントすることです。輪郭をなぞってしまうと、不必要なオブジェクトまで選択されてしまうことがあります。もし不必要な要素も選択されてしまったら、Alt(Windows)またはOption(macOS)キーを押しながらなぞって取り除きましょう。綺麗に選択できたら、コンポジションパネルの下にあるタイムラインを動かして、ロトブラシで切り取る長さ(デュレーション)を設定しましょう。


 
これで、オブジェクトを切り取ることができました! あとは、背景にしたい画像や動画をコンポジションで調整すれば、出来上がりです。今回は静止画素材を切り抜きましたが、動画素材でも同じように切り抜きを行うことが出来ます。一度対象を選択すれば、After Effectsが自動で追従してくれるので、庭で駆け回るジョンを切り抜いて砂浜に合成したりといったこともできます。


 
いかがでしょうか。オブジェクトを切り取り背景を変えて、「また見てね!」という言葉に、弾むようなアニメーションを加えたことで、ポップな動画に仕上がりました! これで完成です!


 
After Effectsを使って編集したことで雰囲気がガラリと変わり、テキストやグラフのアニメーションによって魅力的で伝わりやすい動画に変身しましたね。今回は前回の記事でお伝えしたPremiere Proの音楽やトランジションを使ってみました。ぜひそちらも読んでみてくださいね。
 

まとめ

 
いかがでしたか? Adobe After Effectsを使うことで、さまざまなテキストやオブジェクトにアニメーションをつけることができて、より魅力が伝わる動画に変身しました。大学やアルバイト先など、いろんな場面で役立つこと間違いありません。授業やサークルのスキマ時間を使って、動画編集に挑戦してみてはいかがでしょうか?

After Effectsの無料トライはこちら

Creative Cloud 学生版について詳しく見る